五十肩/肩関節周囲/凍結肩

特徴・原因・症状

  • 40歳以降(50~60歳代)に多く発生する。
  • 腱板損傷肩峰下滑液包炎石灰沈着炎などを除外した原因がはっきりしない肩関節の痛みを伴った運動障害(拘縮)をいう。
  • 肩を上げる動作外転・外旋)時に運動痛が著明である。
  • 圧痛押して痛い)は初期に烏口突起周辺(肩の前)に認められ、その後は肩前外方〜後方〜へと移動する場合が多い。
  • 髪を束ねたり、背中の後ろで紐を結んだりする動作が拘縮(硬くなる)や痛みで出来なくなる。
患者A
患者A

治るまでには何年もかかるのかな。。

先生
先生

人によりますが、早くて半年長くても1年では完治しますよ!

五十肩の病期過程

❶炎症期

強い痛みと運動制限があり、夜間痛も出てきます。約1ヶ月で徐々に痛みが現象していき2~3ヶ月ぐらいで痛みはなくなります。

❷拘縮期

この時期は、軟部組織(筋肉や腱、靭帯、皮膚)など拘縮(固まる)による運動制限、運動痛があります。手技療法や物理療法、運動療法により拘縮の改善をしていきます。この時期が3~5ヶ月かかり1番長いです。

❸解氷期

拘縮が緩解(やわらぐ)し運動痛や夜間痛も改善します。


五十肩のはっきりとした原因はまだわかっていませんが、年齢を重ねるごとに筋や腱、靭帯といった組織の代謝が悪くなり発症すると考えられています。治療を受けなくても治っていきますが、拘縮などで固まった関節を早めに動かせるように施術や治療することで、首や腰の負担を減らし二次的損傷を予防できます。

先生
先生

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