こんにちは!
沖縄県読谷村にあるかりゆし接骨院です🦁
今回は足首の動きや土踏まずの補助をになっている【後脛骨筋】についてです。
後脛骨筋の役割とは?
後脛骨筋とは下腿後面(ふくらはぎ)から足底(足の裏)についていて、足首を下に曲げたり、土踏まずを持ち上げる筋肉です。ヒトが進化の過程で二足直立歩行を選択したため他の霊長類と比べて特徴的な発達を遂げています。
ちなみお尻の筋肉(大殿筋)も霊長類の中でヒトが最も発達しています。
後脛骨筋の筋力低下は土踏まず(内側縦アーチ)の低下になり扁平足障害や外反母趾、シンスプリントなどさまざまな病態や症状の要因になります。
内側縦アーチ(土踏まず)
後脛骨筋の収縮がもっとも内側縦アーチを挙上させます。
後脛骨筋の機能不全
後天性扁平足の80%は後脛骨筋の機能不全によるものです。
内側縦アーチの低下と後脛骨筋に圧痛、外反ストレステスト陽性がある場合は後脛骨筋機能不全が考えられます。機能不全時に荷重がかかると足底筋膜が過緊張になり足底筋膜炎が生じます。
後脛骨筋は足アーチを支える重要な動的支持組織です
後脛骨筋の筋再教育
後脛骨筋の機能不全は靴やスリッパなどのインソールに問題があると考えられています。内側縦アーチはじめ、足のアーチにフィットした膨らみがあることで通常歩く時に使用しているはずの筋が使われなくなり機能が失われてしまいます。
足首の捻挫やシンスプリントなど病態や症状がある場合、インソールは有効です。
最近の筋活動の研究では、着地動作では腓骨筋群よりも後脛骨筋が早期に筋活動を行うので捻挫などの再発防止は腓骨筋群とセットで後脛骨筋の筋力強化をすることが安定性改善に繋がります。
また、舟状骨パッドの使用が母趾外転筋と後脛骨筋の筋活動バランスを正常に似た状態に是正する作用があるので、足底の重心移動の安定性を獲得できます。
後脛骨筋の機能不全は二次的な病態や症状の原因になりますが、しっかりと治療や施術をすれば必ず改善します。また痛みがすでに出ている場合はお早めにかりゆし接骨院、もしくは近くの医療機関をお尋ねください。