頭痛について

こんにちは!かりゆし接骨院です🌸

今回は頭痛種類特徴などついて紹介させていただきます。

頭痛の種類
  • 片頭痛
  • 緊張型頭痛
  • 群発性頭痛

片頭痛

かりゆし先生
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ズキズキした拍動性の頭痛はこれに該当します。

三叉神経血管説:何らかの原因で脳硬膜を中心とした頭蓋内血管に分布する神経終末が刺激されCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)やサブスタンスP、VIP(血管作動性腸管ペプチド)などによる無菌性神経原性炎症により発症する。

メモ
  • CGRP:中枢神経、血管系などにある末梢神経に存在している。血管拡張や心拍数減少などに関与します。
  • VIP:消化管だけではなく中枢や末梢神経系に広く分布しており、神経伝達物質あるいは神経調節因子として作用する。神経伝達物質には興奮性伝達物質と抑制伝達物質が存在するがVIPは興奮性に属します。

片頭痛は男性よりも女性の方が3倍多く発生し、月経との関連を持つことも多いです。20歳代を中心に発症しますが、閉経後は片頭痛の改善がみられます。頭痛発作の前兆に周囲がギラギラと輝いた黒点が広がっていくものなどあります。

緊張型頭痛

かりゆし先生
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以前は筋収縮性頭痛と呼ばれていました。

  1. 末梢性疼痛メカニズム:頭部周囲の筋肉の硬直や過緊張、血流の減少などの結果引き起こされます。
  2. 交感神経性血管収縮:血管周囲には交感神経と副交感神経が分布しており、血管の収縮と拡張に関与し、放出されるノルアドレナリンによって血管が収縮します。
  3. 中枢性疼痛メカニズム:筋膜から脳幹や大脳など中枢への痛みに対する反応が三叉神経をかしいて中枢を感作するために痛みが出現する。

有病率は20%程度と高く女性にやや多いが、片頭痛ほど性差はありません。また片頭痛よりも症状は軽い一方、慢性化しやすい傾向にあり、夕方に増悪しやすいことやストレッチや入浴などで改善しやすいことも特徴の一つです。

かりゆし先生
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しめつけられるような、重りのせたような、などの表現される非拍動性のものです。

群発頭痛

かりゆし先生
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発病のメカニズムは明確にはされていませんが、現在4つの説が有力となっています。

  1. 視床下部がトリガーとなる説:視床下部が支配している人間のサーガディアンリズム(体内時計)の日内リズム異常による。
  2. 神経ペプチドなどの変化による説:群発頭痛患者では頸静脈中のCGRPVIPなどの神経ペプチドの増加が起こると示されつつあります。
  3. 内頸動脈の周囲に起源を求める説:何らかの原因により、内頸動脈が拡張し、周囲の圧迫することによって血流のうっ帯や副交感神経の活性化が起こるというもの。
  4. 三叉神経の過剰興奮が副交感神経の活性化を起こすとする説:何らかの原因で三叉神経が刺激されその刺激が目の奥にある内頸動脈や硬膜に伝わることで自律神経の中枢である上唾液核まで興奮する。

群発頭痛は中年の男性の多く、痛みは原則、片側性の痛みである。数週間〜数ヶ月毎日のように頭痛が続くため「群発」という病名がつけられています。

かりゆし先生
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毎日決まった時間に頭痛発作が起こることが多いです。

頭痛は一般的な症状でありますが、原因はさまざまで何よりも生活環境や患者さんの状況などを確認することが重要になります。頭痛は日常生活においても支障をきたしますので早めの治療が重要になってきますので、該当する場合はかりゆし接骨院か近くの医療機関に受診してください。

かりゆし先生
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またその他、気になることなどございましたらお気軽にお問い合わせください。

参考論文 頭痛

参考論文 脳血管の支配神経と片頭痛の病態

参考論文 片頭痛の病態研究および治療に関する最近の知見

参考論文 心身医 頭痛