こんにちは🌸かりゆし接骨院です
今回は腰痛の一つである椎間関節性腰痛について紹介します。
特徴
- 椎間関節は脊柱に対する全荷重の16%を受けている。椎体と椎間板が残りの84%を受けている。
- 椎間関節の構造上、腰椎伸展(腰を反らす)の荷重量は増えるが接地面積も拡大するのでかかる圧力は減少するが、腰椎屈曲(前かがみ姿勢)時に接地面積が縮小するため荷重の圧力が最も高まる。
- 腰椎前弯減少(姿勢不良)による多裂筋(背中の筋肉)の筋出力(動き)が弱くなるため関節包を引っ張ることが出来ずに前屈時に関節包を巻き込む形で、疼痛が発生する。
かりゆし先生
椎間関節の関節包にはメカノレセプター(痛み、伸縮、加速度を感じる神経)が豊富に存在しているため痛みを感じやすいです。
症状
- 腰部・臀部(お尻)・下肢(足)へ広がるような関連痛(じんわりする痛み)がある。
- 跛行になる。(痛みをかばうような歩き方)
- ふくらはぎの外側へ放散痛(チクチクするような痛み)がある。
- 腰椎伸展(体を反らす)で痛みが増強する。
かりゆし先生
腰椎屈曲(前かがみ)で損傷はしますが、痛みが強くなるのは腰椎伸展(体を反らす)時です。
椎間関節性腰痛は関節包に存在するメカノレセプター(痛みや、伸び縮み、位置感覚など)が通常の関節包よりも豊富に存在しているため、痛みを感じやすく一度痛み出すと動くことが出来ないぐらい痛みます。
治療法はコルセットによる関節運動の固定と安静。超音波治療とハイボルテージ治療の組み合わせによる関節包の治療と筋硬結(筋の中でコリコリと硬い場所)をほぐし緩めながら、痛みを感じる神経の興奮を抑制する治療により痛みを取り除くことができます。
その他気になることがございましたら、かりゆし接骨院へお気軽にお問い合わせください。