椎間板性腰痛

おはようございます!沖縄県の読谷村にかりゆし接骨院です🌸

今回は、腰痛の中の椎間板性腰痛というものをご紹介したいと思います。

特徴

  • 疫学調査によると日本国民の84%が一生のうちに一度は腰痛を経験するといわれている。
  • 米国では腰痛による治療で約500憶ドルの出費が行われた。
  • 正常な腰椎の椎間板には自由神経終末(痛みを感じる神経)は存在しない
  • 器質的(構造的)な問題が認められない腰痛が85%-90%を占める。
  • 全腰痛患者の中で椎間板由来のものが約45%を占める。

症状

  • 前屈時に腰痛増強はするが、後屈時に症状増強を訴える患者も多い。
  • 疼痛(痛み)の場所と画像所見の障害部位は比較的一致することが多い。
  • 立位や座位にても耐え難い痛みがある。
  • 関連痛として、鼠径部痛(股関節付近の痛み)を訴えることもある。
かりゆし先生
かりゆし先生

椎間板性の腰痛は慢性化することが多いです。その要因を説明します。

椎間板性腰痛を慢性化させる要因

  • 椎間板の異常なストレスで椎間板圧迫を加えることにより炎症性サイトカインが放出され長期間持続する。
  • 通常は椎間板の外層にのみ自由神経終末(痛みを感じる神経)が存在するのに対し、サイトカイン放出により椎間板内層まで深く入り込んでくる。
  • そのことにより座っていたり立っていたりするだけで痛みを感じるようになる。
かりゆし先生
かりゆし先生

サイトカインとは体の免疫に異常を知らせる物質です。サイトカインが放出されることにより、白血球やマクロファージなどが集まり炎症が発生します。

椎間板性腰痛は痛みを感じだした時には、自由神経終末(痛みを感じる神経)が椎間板の内部まで到達しているので治療による除痛効果は少しづつしか感じられないと思います。

ここでのキーポイントとなっている、炎症性サイトカインの放出をどれだけ抑制できるかが重要になります。かりゆし接骨院ではハイボルテージ治療により炎症性サイトカインと疼痛原因のAδ神経線維とC神経線維の興奮を抑制できます。

痛みが取れてきた後は、運動療法により腰部の関節可動域と自由度を拡大し、腹部の筋力トレーニングにより関節にかかる負担を軽減させます。

かりゆし先生
かりゆし先生

痛みは取れますので、安心してください!!

参考論文 椎間板性腰痛の慢性化機序に関する考察

参考論文 椎間板性腰痛の臨床

参考論文 椎間板性腰痛の機序解明に関する取り組み