ティーチェ(Tietze)症候群

こんにちは!読谷村にあるかりゆし接骨院です❁

今回はティーチェ病についてです。

特徴

  • 胸痛が突然生じる
  • 40歳前後に発症し男女差はないとされているが、20~40歳代の女性に多いという記載もある。
  • 第2・3肋軟骨に発生する肋軟骨炎である。

症状

  • 疼痛(痛み)は前胸部と腕や肩に放散痛(広がるような痛み)がある。
  • せき、くしゃみ、深呼吸などで痛みが強くなる。
  • 上半身のねじれ動作で痛みが強くなる。

同じ胸痛でも様々な原因があります。

胸痛の原因

  1. 心疾患(急性心筋梗塞、狭心症、心膜炎)
  2. 脈管系疾患(胸部大動脈瘤、大動脈解離、肺塞栓、肺高血圧)
  3. 呼吸器疾患(気管支炎、肺炎、胸膜炎、気胸、膿胸、縦隔炎)
  4. 消化器疾患(逆流性食道炎、食道痙攣、アカラジア、胃十二指腸潰瘍、マロリー・ワイス症候群、胆石症、胆嚢炎、膵炎)
  5. 整形外科疾患(肋骨骨折、脊椎腫瘍、肋軟骨炎、圧迫骨折、頚椎ヘルニア、脊椎炎、肋間筋損傷
  6. 胸壁疾患(ティーチェ症候群、乳腺炎、帯状疱疹)
  7. 心因性(心臓神経症、過換気症候群、線維筋痛症)

ティーチェ症候群は本来、自然治癒する疾患で治療なしに完全に消失します。ただその治り方は人それぞれで徐々に治ることもいれば、あまり変わらずに突然痛みが消失することもあります。

かりゆし先生
かりゆし先生

炎症が起きている場合がほとんどなので、炎症を抑えることができる治療や施術などは効果的です。

また、ティーチェ症候群の症状の進行は複雑さがあるので、一度は必ず整形外科や病院でレントゲン検査と必要に応じてMRIなどを受けることをお勧めします。

その他、質問や疑問などはかりゆし接骨院までお気軽にお問い合わせください。

参考文献 Tietze症候群:リウマチ性疾患と鑑別が必要な骨格症