ハイボルテージとは?
ハイボルテージとは瞬間的に高電圧の電流を流すことで、皮膚抵抗を最小限に抑え、刺激感の少ない深部到達を可能にした電気刺激療法です。
痛くないの?
ビリビリとする感覚は若干ありますが、気持ちよく受けれる電気刺激ですよ
ハイボルテージの特徴
- 浮腫の抑制
- 創傷(ケガ)の治癒
- 疼痛(痛み)のコントロール
浮腫の抑制
浮腫とは(ふくみ)とも言われ、長時間同じ姿勢での仕事や作業などが続くと重力の影響で体水分が下半身などに蓄積されることです。また、その他にも血液中の電解質やタンパク質などのアンバランスにより体全体がむくみます。
お酒を飲んだり、こってりなラーメンを食べたりするとむくむ理由はそれなんですね!
その通りです。濃ゆいものを食べると血液中の電解質が濃ゆくなるので薄めようとして細胞内から細胞外(血液)への水分量が増え、その結果むくみます。
ハイボルテージ治療では、浮腫が引き起こされる原因の電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウムなど)は生化学的反応により、電気化学的反応を伴うため、ハイボルテージの電気刺激が浮腫を形成する際に関連する、血管膜の透過性(水分の出入り)やヒスタミン(炎症反応)の作用を抑制する効果がえられます。
創傷治癒
創傷(ケガ)をすると、損傷細胞と正常細胞との間に電位の差があり、その電位の差があることで修復細胞が集まってきてケガを治す。という一連の流れがあります。
損傷部位は首位の正常組織に比べ正に帯電し、損傷が修復する過程において正電荷が減少します。
そのことと、ハイボルテージに何の関係があるのですか?
その組織が修復する過程においての正の電位に対してアプローチします。
ハイボルテージ治療によりヒトと動物で実験が行われた結果。陽極性電気刺激は好中球とマクロファージをひきつけ、陰極性電気刺激は線維芽細胞とコラーゲン繊維のアライメントに影響を及ぼすことが認められた。
ケガをして治すときに、修復してくれる細胞を大量にかつ迅速にケガの場所まで呼び出すことができる治療がハイボルテージです。
痛みのコントロール
ハイボルテージにより高電圧の電流を流すことで、Aδ神経線維・C線維(痛みを感じる神経線維)の興奮を抑制と内因性オビエイト(脳内で痛みを感じやすくする物質)の抑制により疼痛を除去することができます。
低周波治療器や干渉波治療器とは違い、ハイボルテージ(高電圧治療器)は皮膚刺激が低く深部まで届くので格段に痛みを取り除くことができます。
かりゆし接骨院🌸読谷村院では患者さんの痛みや不安に対して真摯に向き合い、エビデンス(科学的根拠)を基に施術をさせていただいております。
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