上腕二頭筋長頭腱損傷(じょうわんにとうきんちょうとうけんえん)


上腕二頭筋長頭腱損傷は2つの損傷の分類があります。

  • 長頭腱断裂(ちょうとうけんだんれつ)
  • 長頭腱炎(ちょうとうけんえん)/腱鞘炎(けんしょうえん)

簡単に説明すると切れているか・切れていないかです!

ちょっと大雑把すぎましたが、そのような感じで覚えてもらえれば幸いです。

この2つの損傷の分類は痛みなどの症状は多少違いますが、発生や特徴は似ているので紹介します。

  • 40〜50歳の肉体労働者に多く発生します。
  • 腕に力が入っている時に突然引っ張られたりして損傷します。
  • 肩関節の運動で繰り返しによる使い過ぎで上腕二頭筋の腱に摩擦が起き発生します。
  • 結節間溝(肩の前)に痛みが出現します。

このような特徴を持っています。

また治療や施術はその人の生活背景によって変わりますが、断裂の場合手術により腱を縫合(ほうごう)して治療しますが、そのまま放置していても肘の関節を動かす主要な筋肉は残り3つもあるので、8割程度の力はあります。なので普段の日常生活にはそんなに支障は起こりません。

今は痛くなくても隠れ予備軍が存在するので今から簡単な検査を行います。

  1. 片方の手のひらを上に向けた状態で前に肘を伸ばしてください。
  2. そのままの状態で手を上にあげてください。
  3. 上げると同時にもう片方の手で下に押すように抵抗を加えます。
  4. その際に肩の前あたりに痛みや違和感があれば予備軍です。

もしも上記のテストで痛みや違和感が出ましたら、なるべく動かさずに安静にしましょう。

仕事上それは難しい!!という方は近くの医療機関かかりゆし接骨院をご利用ください。

また、医療機関にかかる時間もなく忙しいという方は、自宅でもできるストレッチなどをお伝えしますのでお気軽にお問い合わせください。