特徴・原因
- ①肩甲上神経が肩甲切痕を通過する際に上肩甲横靭帯に絞扼(締め付け)される場合と②棘下筋枝が棘窩切痕で肩甲横靭帯によって絞扼される場合がある。
- 投球やスパイク動作などの繰り返しの運動により、肩甲上神経が牽引または摩擦の外力を受けて発生する。
- ガングリオンなどにより圧迫されて発生することもある。
症状
- 運動痛や夜間痛、痺れ感を肩甲骨背部(背中)に認める。
- 筋萎縮および筋力低下により肩関節外転・外旋力(手を横から上にあげる)が低下する。
肩甲上神経絞扼障害は比較的まれな症例で気づかずに発症していることもあります。また年齢とともに靭帯が肥厚していき、いつの間にか絞扼され筋の萎縮が始まっていることもあるので、痛みや痺れが肩周辺から背中あたりに出現している場合は可能性があるかもしれません。当院で動きの改善や筋緊張に対してのアプローチは可能ですが、その日のうちにすぐ痛みを取りたい場合は病院もしくは整形外科でのブロック注射をオススメします。

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