弾発股(ばね股)

股関節の運動において弾発現象(バネが弾けるような現象)を起こす病態をいう。

特徴・原因

  • 分類は、関節内型(まれ)と関節外型(多い)の2種類ある。
  • ランニングなどの股関節繰り返し運動によって発生する。

症状

  • 関節内型は関節唇や関節遊離体などが原因で弾発現象が誘発される。
  • 関節外型には【内側型】【外側型】がある。
内側型外側型
・股関節屈曲から伸展時に弾発現象が出現。
腸腰筋が恥骨隆起を乗り越える際に発生する。
・股関節内転位で他動的な運動で誘発される。
腸脛靭帯が肥厚(分厚くなる)することがある。
大腿筋膜張筋が大転子を乗り越える際に発生する。
内側型と外側型の症状の違い

弾発股は股関節の運動による使い過ぎなどにより炎症を伴った場合は施術・治療の対象になります。また痛みはないけど気になる場合は、ストレッチなどで弾発現象は少しだけ改善していきますが、完全に症状が取れることはありません。日常生活で弾発現象に支障が出ている場合は、手術をすることで改善するので一度病院に相談してみましょう。当院では痛みがある弾発現象施術や治療・運動療法をすることが出来ますので、お気軽にお問い合わせください。