下腿三頭筋は2種類の筋肉で構成されていて、(腓腹筋・ヒラメ筋)の2つを合わせて下腿三頭筋と総称しています。
特徴・原因
- テニス愛好家に多いことから、テニスレッグとも呼ばれる。
- 発生頻度は30歳以降に高くなる。
- 腓腹筋(ふくらはぎ)の内側からアキレス腱への移行する部分で好発する。
- 遠心性収縮(筋肉が伸ばされた時)に発生する。
症状
- 下腿中央部の内側(ふくらはぎ内側)に腫脹と圧痛(押したら痛む)が認める。
- 筋肉の断裂であれば、直後に陥凹(へこみ)を触知できる。
- 受傷翌日以降に皮下出血斑(内出血)が出現することが多い。
- 足関節(足首)を伸ばすと痛みがあり、抵抗運動(負荷をかけた)で痛みが強くなる。
下腿三頭筋の肉離れは筋肉の柔軟性の低下が発症リスクを高めています。歳とともに体の関節、筋や腱などが硬くなるので過信せずにこまめにストレッチを行いましょう。もし下腿三頭筋の肉離れを発症した場合は膝と足首を包帯などで固定して、物理療法などにより治す力を最大限引き出す治療になるので、長期間の時間がかかりますがしっかりと完治します。

先生
肉離れも損傷の度合いによっては手術した方がいい場合もあるので心配な方はお気軽にご相談ください。