ド・ゲルバン病とは親指を動かす筋肉から伸びている腱が擦れ合って炎症を発症したものを言います。
狭窄性腱鞘炎の一つであり、親指の付け根、手首あたり痛い場合はその可能性があります。
特徴・原因
- 手の甲には手指を動かす腱の集束(区画)が6つあり、その中での親指側(第1区画)の炎症のことを【ド・ゲルバン病】と呼んでいます。
- スポーツや家事などで親指の使い過ぎにより発症します。
- 最近ではスマホ指などと言われています。
- 女性ホルモンとの関係もあり、中高年や出産後の女性に好発します。
- その他の原因として、糖尿病、関節リウマチなども関係するとされています。
今から行うテストで簡単にチェックできますのでやってみてください。
- 握りこぶしをつくる際に、親指をこぶしの中に入れて握ってください。
- それが出来たら、そのまま手首を小指側に傾けます。
- もしその時に親指の付け根に痛みがあれば【ド・ゲルバン病】かもしれません。
もし痛みが出ても不安にならないでください!ド・ゲルバン病は完治する疾患です。
まず最初は痛みの原因である動きを抑えてください。例えばスマホやパソコンを1日30分だけ減らすなど、どうしても必要な時以外のところでの制限をすることで改善しやすくなります。
ホルモンバランスの乱れや他の疾患を合併している場合は、正しい施術や治療、薬物療法によって少しづつ改善に向かいますので、かりゆし接骨院や近くの医療機関にまずご相談ください。